否定は相手を遠ざける -肯定の言葉のススメ-

自分に不都合が生じた時や、自分の考えが異なっていた時、仕事で失敗した時などに、ついつい相手のせいにして言葉で攻撃してしまうことってありませんか。

例えその問題の原因が相手にあったとしても、相手を責めたり否定したりするのは、控えたほうが賢明です。

否定しあっているのは生産的ではないですし、何の発展も得られません。

それよりも、問題を解決するための方法を考えた方が建設的ですよね。

そこで今回は、何か問題が生じた時は、相手が悪いと考える癖をなくして自分の責任だと考えると良いよ、ということについてお話します。

目次

わずか数分!動画解説

責めない、否定しない

何か問題が生じた時に、相手が悪いのではなく、「自分の責任」と考えられる人は非常にパワフルな思考の持ち主です。

全ては自己責任という成長マインドを持っている人だと言えます。

自己責任の本当の意味

「自分は悪くない、どうして自分のせいにされないといけないんだ。」と被害者マインドに陥ってしまうのは非常によくあること。

でもこういう人は、責められたくない思いが強く、きっと勘違いしていて、自分を客観視することができていません。

誰かのせいにしてしまうと、成長も問題解決も、何もかもがそこでストップしてしまいます。

反対に、自分の責任と捉える事で、解決策は脳が勝手に探し始めるものです。

実は人間の脳というものは、コンピュータと同じ装置のようなもの。

身の回りにある問題を、自分の問題として脳にインプットする事で、検索エンジンにキーワードを打ち込み、問題の解決策を自動的に導き出すことと同じことができます。

つまり自己責任とは、物事を前向きに向き合うために自分の事として真摯に、真剣に向き合った方が良いという意味で、誰かを責める前にどうすれば良いかを考えた方が良いよねということです。

既に事は起きてしまっているので、そこに対して責めても、先に進めないことは、容易に想像できますよね。

むしろ、足を引っ張ることになりかねません。

それであれば、相手に反省を促すことは程々にして、解決策を考えた方が、早く物事を収拾できるのです。

人のせいにすると解決できない

しかし、これが誰かのせいにしていると、その問題は自分とは無関係なこととして捉えてしまっているので、解決策に気付けなかったり、誰かが解決してくれるのを待ちつづけるしかありません。

いつまでも問題は解決しないままで、人生はストップしたままです。

自分の事として捉える事で、どうすれば良いのかを考える事が初めてできます。

誰かのせいにすることが建設的ではない理由は、そういうことなんです。

問題の解決のために何が原因かを探るならばともかく、自己防衛のためや責任のなすりつけあいのような行為は不毛です。

誰かを否定して責めることをやめる

誰かを否定して責めることをやめる

自分を悲観してはいけない

自己責任とは、自分の責任だと重く受け止めてしまってなんて自分はダメなんだと、自己肯定感を下げてしまうことではありません。

先程も述べたように、全ての責任を追って一人で解決しないといけないということではないですし、まして自分を責める必要もないんです。

当事者意識を持って問題解決の糸口を探すために、自己責任という言葉があります。

そして、あまり自分とは関係ないことだとしても、積極的に自己責任だと捉えられる人は成功者マインドの持ち主です。

相手を責めて否定したときに起こること

誰かを責めて否定するということは、この真逆の行為にあたる事が多く、問題が解決しないばかりか、責める矛先にあたる相手の心を閉ざしてしまいます。

本当に相手が原因であるとか悪いとかは関係ありません。

それが図星であろうとなかろうと、心にブロックをしてしまう素(もと)となってしまうのです。

仮にあなたが責められたら…

仮にあなたが責められたら

例えば、筋肉ムキムキの2mを超える大男がものすごい剣幕で近づいてきて、目を赤く血張らせ、全身の血管を浮き上がらせて、岩のようにゴツゴツとした拳を振り上げてきたら、あなたはどうしますか。

殴られると感じてとっさに身を引いたり屈めたり、手を出してブロックしたりなど防御姿勢をとりますよね。

または、ボコボコと沸騰したヤカンに触れてしまったら、反射的に離して引っ込めますよね。

そのように、私達は相手から責められると心にブロックが働きやすく、反発したり自分が悪くないと思ってしまうのは防衛本能の一種といえます。

なので責めてしまうのは、避けたい行為ですよね。

特に味方に対してやってしまうと、それはもうデメリットしかありません。

僕は指摘癖があるので、ついついやってしまいがちの傾向なので、一拍置くなどして

注意することを心がけています。

まとめ

相手を責める行為は、せいぜい自分の鬱憤を晴らすサンドバッグ代わりにしかなりません。

そしてその代償として、相手の心に溝が生じて敵対心を植え付けてしまいます。

人は責めたり否定したところで耳を貸さないので、言えば言うほど防衛反応を示すだけで不毛の極みです。

それよりは、自己責任だと捉えて問題解決を図った方が良くはありませんか。

自分ではない誰かのせいにしてしまうと、その問題はコントロールできない第三者次第となってしまいます。

人をコントロールしようとしても、そう簡単にできるようなものではありません。

しかも責めるという行為によって相手の心にブロックをかけてしまっていたら、尚更事が難しくなるのは想像に難くないですよね。

そのことについては、『他人は変えられない、自分の行動を変えよう!すると周りも変化し始める』でもお話したので、合わせて確認しておきましょう。

一方で、自己責任だと積極的に自分の問題だと考える事で、必要な次の一手が出てきます。

是非とも常に心掛けたいマインドです。

考え方や視点を変える事で、物事の受け取り方はまるで変わります。

すべてはあなた次第です。

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