カカオ・ココア・チョコレート

コーヒーブレイクならぬ
カカオ(ココア)ブレイク

何故か無性にカカオ(ココア)が
飲みたくなりましたので、
ホットカカオを片手にリラックスしながら
記事にする事にしました。

目次

カカオ豆とは?

カカオ豆はご存知の通り
チョコレートやココアの主原料です。

テオブロマ・カカオという学名を持ち
かつては「神様の食べ物」と言われるほど
貴重なものでした。

口にできたのは王様や貴族などの
一握りの人だったそうです。

カカオには、「セックス・ミネラル」
呼ばれる亜鉛が豊富に含まれています。

古代マヤ人は強壮・強精剤として
愛用していたようです。

16世紀初頭、アステカ帝国を滅した
スペインの征服者であるコルテスは
「カカオを一杯飲むと
人は一日中歩き続ける事ができる」
と言っています。

カカオは陽性食品

コーヒーは体を冷やす陰性食品なのに対し
カカオは体を温める陽性食品です。

水分が少なく硬い種子が原料であり、
外観も濃い焦げ茶色をしています。

これらの特徴は陽性の属性です。

その為、アイスカカオ(ココア)でも
それほど体を冷やさずに飲めるので、
冷え性の人にもオススメできます。

カカオとココアの違いとは?

カカオとココアの違いってわかりますか?

「それは製造工程の違いにあります。」

加熱処理しているか、していないか
と言ってもいいかもしれません。

カカオパウダーの製造工程

  1. 実から豆を取り出しバナナの皮で発酵させる
  2. 乾燥させて粉砕→カカオパウダー

ココアパウダーの製造工程

  1. 実から豆を取り出しバナナの皮で発酵させる
  2. 乾燥させて圧縮抽出する
  3. 高温で焙煎し挽く→カカオマス
  4. カカオバターとココアパウダーに分離

「カカオマス」+「カカオバター」+「砂糖」で
チョコレートになります。

加熱圧搾処理をする過程でカカオから
栄養素が減少してしまいますので、
栄養価の面ではココアよりも
カカオを選んだ方がいいですね。


アルカリ処理

カカオ豆は発酵食品であり、
乳酸や酢酸などのツーンと
鼻につく臭いがあります。

これを炭酸カリウムなどのアルカリ溶液
で中和させてマイルドな香りにする事を
アルカリ処理といいます。

アルカリ処理をすると折角の栄養素が
壊れてしまうので、非アルカリ処理
ものを選ぶのがオススメです。

アルカリ処理でマイルドにして、
焙煎により香ばしくなっているので
ココアの方が飲みやすいとは思います。

しかし僕はカカオでも充分に美味しいです。

ホットカカオ(ココア)の入れ方

カカオ(ココア)を入れるのは
チョットだけコツがあります。

以前はココア(カカオ)パウダーを入れて
お湯で溶けば良いと思っていました。

これだと美味しくありません。

ダマになったり粉っぽかったりして
飲みにくいです。

材料

  • カカオ(ココア)パウダー 小さじ4
  • 牛乳 or 水        200ml
  • 蜂蜜           適量

作り方

  1. カカオ(ココア)パウダーを煎る
    泡立て器で混ぜながらココアの香りが
    する位まで弱火で煎るのがコツです。

    見た目は色が少し変わる位です。
  2. 牛乳、または水を少しずつ加え煮込む
    この間、シッカリと混ぜ続けます。
    沸騰させないように注意し、
    フツフツと細かい泡が出てきたら
    火を止めます。
  3. 茶漉しで濾してマグに入れる
    濾す事で舌触りの良い
    滑らかな口当たりとなります。
  4. 蜂蜜を加えて混ぜたら完成
    甘みはお好みで。

最大限の効果を狙う!?

上のレシピはローストしているので
風味は良いです。

しかしよりココアの健康効果を狙うには
加熱してはいけないのでは?と考えています。

それは酵素が壊れてしまうからです。
40度を超えると働きは弱まり、
53度で不活化してしまいます。

とは言っても発酵食品が持っている菌は、
加熱して壊れてしまっても体の中の
善玉菌のエサになる
んですけどね。

製造工程の発酵段階で50度に達している
とも言われるので、どれほど酵素が
残っているのかはわからないのですが…
最大限栄養を摂取しようとすれば、
できるだけ加熱しない方が良いのかも
しれませんね。

なので、熱を加えず
アイスドリンクとして飲むとか、
チョコレートにして
食べるなどしてみては如何でしょうか。

カカオマスにカカオバターと砂糖を
混ぜたらチョコレートになります。

カカオパウダーにココナッツオイルや
バターなどのオイルと砂糖を混ぜれば
チョコレートっぽいものができます。

流石に糖分を入れないで口にするのは
食べにくいと思うので、
適量を調整してみてください。

最大限の効能を望む人は
このように摂取してみてください。

僕はやはり美味しくないと続かないと思うので、
ケースバイケースで使い分けています。

注意事項

最後にいくら有用な食品でも取りすぎ、
過剰摂取にはご注意ください。

有効成分のカフェイン、テオブロミンは
毒にもなり得ますし、金属アレルギー物質の
ニッケルなども含まれています。

アレルギー以外は大量摂取しなければ
問題にはならないと思います。

有機カカオパウダー

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